内部観察等の点検は、負荷試験により確認している不具合を負荷運転と同水準以上で確認でき、また、換気系統などに蓄積した未燃燃料等も負荷試験と同水準で除去可能であることが検証データなどから確認されてます。

負荷運転により確認している不具合を発生する部品の推奨交換年数が6年以上であること、また、経年劣化しやすい部品等について適切に交換などしている状態であれば、無負荷運転を6年間行った場合でも運転性能に支障となるような未燃燃料などの蓄積が見られないことが確認されてます。

原動機にガスタービンを用いる自家発電設備の無負荷運転は、ディーゼルエンジンを用いるものの負荷運転と機械的及び熱的負荷に差が見られず、排気系統等における未燃燃料の蓄積などもほとんど発生しないことが、燃料消費量のデータなどから確認されてます。

換気性能の確認は、負荷運転時における温度により確認されるとされていましたが、室内温度の上昇は軽微で、外気温に大きく依存するため、温度による確認よりも、無負荷運転時における自然換気口や機械換気装置の確認の方が必要であることが、検証データ等から確認されてます。